Sammy treatmentのスペシャリストとして。グリオキシル酸。
こんにちは。
富士宮の美容室トップスタイル本店店長/技術教育マネージャーの渡井タケトです。
今回はあまりに問い合わせが多く基本的に紹介制度にさせて頂いているサミートリートメントの説明をしたいと思います。
まずシンプルに
Sammy treatmentって何?
・薬品と言われる物を使わない
・ホルムアルデヒドを出さない(海外で主流のブラジリアンストレートでは出ます)
・アルカリ剤を使わない(縮毛矯正や、パーマで使う主要成分)
クセを弱くして(なるなる人もいます)
バサバサハイダメージも治せて
デジパーも85%くらい復活する
現段階では
最強のトリートメント
と言っておくと分かりやすいと思います。
いやいや、トリートメント色々あるから。
という人も沢山います。
例えばケラスターゼ、オージュア、Tokio、オッジオット、プラーミア。
僕も全て使った事もありますが、理論上どんなに良くなると言っても所詮コーティング。
手触りを良くして落ちてきたら、またコーティングする車でいう撥水コートのようなイメージです。
実際、今サロンに出回っているサロンシステムトリートメントにホームケアのアウトバスがある時点で、それを物語っています。
どのメーカーも凌ぎ合いが凄いですからね。
ちなみに当サロンではケラスターゼ、シューウエムラアートオブヘア、プラーミア、インフェノム、リンケージも扱っていますが、個人的にアンバサダーもしているので、ケラスターゼのクロノロジスト、新オレオが好きです。
だって、、、
手触りと香りがいいから。
どんなトリートメントも、有名メーカーが一生懸命研究をしているので、大した差は無いのが現場の感想ですね。
だから
持ちの良いトリートメントがいい。
と思う方は、正直ホームケアを揃えれば1ヶ月は手触りがキープできますよ。
サロンによって値段は違いますが、5000円以上のクラスであれば毎月サロンに通ってる方であれば美髪キープ出来る事間違い無いですよ。
(2000円以下であれば、サロンじゃなくて家のケアで十分だと思いますよ。その分で良いシャンプー買った方が100倍良い)
しかし
サミートリートメントはそもそもの髪へのアプローチ方法が違うので、ジャンル的に一般の人が理解しやすいようにトリートメントと言ってますが、丁度パーマとトリートメントの間に位置付けされています。
対象のお客様は本当に髪を綺麗にしたい人のみ。
本気の方って事ですね。
だから僕みたいに
どーせパンフレットでは立派な事言ってても、たかがコーティング、結局手触りで誤魔化してるだけじゃないか!
と思ってるマニアック美容師が楽しくなってしまうのだと思います。
主要成分は
グリオキシル酸。
髪の毛がキューティクル、コルテックス、メデュラ(お寿司の太巻きでいうと、海苔、ご飯、具)のイメージでできていますが、最小単位の電子顕微鏡でも見えないレベルのモノマーに働きかけることが出来ます。
目で見えないのになぜ分かるのか。
それはグリオキシル酸というのは数年前から、髪の繊維を一列に並べて安定させるというのが研究によって分かっていたからです。
しかしながら残念な事に効果効能はハッキリしていましたが、製品化する上で安定しなかったので時間がかかっていました。
グリオキシル酸を主成分にしてチオグリコール酸やシステイン酸を入れて、結局パーマ剤にしているメーカーが多かったですが、それだったら普通にシステアミン系のパーマ液の方がいいでしょ。みたいな製品になっていたり。
若干効果があっても、特有の臭いが出てしまったり、、、
未だメーカーは四苦八苦しています。
そこで出てきたのが
美容師としての経験と積み上げた知識がなければ出来ない引き出しだらけのメニューなので、僕はこのスペシャリストになっているのだと思います。
恐らく500回以上はやってます。笑
(ちなみに僕のトリートメント比率は80%を切ることはありません。)
なので、正直言って使いこなせなかったり、上っ面だけの儲けたい美容師さんには僕からは紹介しません。
心の底からお客様を美しく、そしてどこよりも勉強熱心な方に伝えたいです。
一人でも多くのお客様がダメージやクセで諦めていたコンプレックスを改善してあげたらと思っております。